「黄金の茶室」をPRする動画の一場面

動画では、女性2人が波戸岬などの唐津市の観光地を訪れる

 佐賀県立名護屋城博物館は、外国人観光客向けに「黄金の茶室」をPRする動画をYouTube(ユーチューブ)で公開している。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日に「5類」に移行するなど、インバウンド(訪日客)の回復がさらに見込まれるとして、英語、韓国語の動画で体験プログラムをアピールする。

 動画は約4分。旅行者の女性2人が唐津市の自然や食を楽しみ、名護屋城博物館を訪ねて歴史や文化に触れる内容。「黄金の茶室」の体験プログラムにも参加し、地域の魅力を発信する。事業費は180万円。

 体験プログラムは1人5千円の「大名コース」と、1人1万円で貸し切りにできる「太閤(たいこう)コース」の2種類がある。同館の特設サイトも18日から、日本語版に加えて英語、韓国語版を新たに設けた。

 同館は「既に韓国からの団体客が増えている。国内外を問わず、多くの方に名護屋城跡に関心を持ってもらい、城跡や博物館、唐津地域に足を運んでもらうきっかけになれば」としている。(山口貴由)

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