10月に鹿児島県で開かれる全国障害者スポーツ大会(全障スポ)「燃ゆる感動かごしま大会」の佐賀県代表選手の選考会が23日、始まった。初日は、佐賀市のSAGAパラスポーツセンターで卓球競技があり、選手たちは真剣な表情で熱い戦いを繰り広げた。
卓球競技には一般の部に16~84歳の35人、サウンドテーブルテニス(STT)の部に5人の計40人が出場した。体育館には軽快なラリーの音が響き、選手たちは力強いスマッシュや回転をかけた球を放って、相手を打ち崩した。音を頼りにするSTTでは、球が転がる音に耳を澄ませてラケットで捉えていた。
全障スポ「かごしま大会」の卓球競技では、佐賀県の出場枠は10人。選考会の成績や年齢区分などを考慮して選手が決定される。
県代表の選考会は7競技に356人がエントリーした。この日は水泳もあり、30日に陸上競技の選考会が実施される。フライングディスク、アーチェリー、ボッチャ、ボウリングは5月7日に行われる。
2024年の全障スポは佐賀県内で開催されるため、県障がい者卓球協会を中心に競技力向上に取り組んでいる。 (中島幸毅)