町に提案する未来計画の内容を考え、意見を出し合う生徒たち=基山町の東明館高

未来計画づくりに取り組んだワークショップ=基山町の東明館高

 基山町の東明館高2年生14人が取り組んでいる佐賀新聞社の「さが未来発見塾」のワークショップが21日、同校で開かれた。これまでの取材活動や講座を基に、町に提案する未来計画について議論し、「町外からも愛されるまち」などのテーマに沿ったアイデアを出し合った。

 前回は地域の遊休地を生かした活動に取り組む鳥栖市の原田光さんを取材し、基山町の魅力や課題を見つめ直した。ワークショップでは取材の成果を踏まえ、「自然を生かして町外の人からも愛されるまち」「多世代が活躍できるまち」の二つをテーマに計画案を練った。

 生徒たちは「アスレチックやログハウスなどのレジャー施設を整備したい」「基山で働きたいと思えるよう、若者向けの就活支援が必要」などと活発に発言した。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を活用した情報発信など若者ならではのアイデアも挙がり、塾生の大串梨友さんは「新しいものを生み出すのは難しく、今あるものを最大限生かせるような提案をしたい」と話した。

 次回のワークショップで未来計画をまとめ、5月中旬に松田一也町長に提案する。(井手一希)