知事に大会結果を報告する選手たち=県庁

 全国高校選抜などのスポーツ大会で3位以内に入賞した選手が20日、県庁を訪問し、山口祥義知事に結果を報告した。新体操男子団体で3連覇を果たした神埼清明高の選手らが大会を振り返り、夏の全国高校総体(インターハイ)などでの活躍を誓った。

 中学生6人を含む個人・団体の71選手が出席した。神埼清明高新体操部の浅田匠主将は「普段はしないミスをしたことが悔しい。結果に満足せず、技術や精神面を磨く」と力を込めた。団体で3位に入賞した三養基高剣道部の北原隆磨主将は「全員が日本一になるという強い思いで臨んだ。夏は必ず日本一に」と前を向いた。

 レスリング男子92キロ級で2連覇を達成した鳥栖工高の甫木元起選手は「反省点を修正してインターハイに臨みたい」と気を引き締め、レスリングの世界大会女子61キロ級で頂点に立った同校の小柴ゆり選手は「自分のスタイルで優勝できたことがうれしい」と笑顔で報告した

 山口知事は「向上心を頼もしく思う。周りへの感謝を忘れず、心身ともに真のアスリートになってほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。(北川尊教)