鉄鋼製品、建築土木資材販売の小野建(本社・北九州市、小野建社長)の安全大会が13日、福岡市内のホテルで開かれた。取引先や社員ら約300人が参加し、現場の安全対策や災害事故ゼロを目指す意識の共有を図った。
災害事例報告に続き、松尾建設の安全環境管理室労働安全コンサルタント樋口幸弘氏が「不安全行動を減らすには!」をテーマに話した。事故の原因となるヒューマンエラーの防止対策では、会社独自の安全ルールの作成、安全標識など視覚に訴える「見える化」の効果を説明した。「法令や会社ごとのルールは作業員の命とその家族を守るためにあるということを現場で伝えて」と呼びかけた。
サガン・ドリームスのサガン・リレーションズ・オフィサーを務める元選手の高橋義希氏も講演し、組織論を展開、チームへの貢献心の重要性を伝えた。
同社は佐賀市大和町の工業団地に進出し、2024年2月の操業を目指している。(辻正宏)