第46回佐賀県消防職員意見発表会が14日、佐賀市文化会館で開かれた。県内5消防本部から14人が出場し、最優秀賞には杵藤地区広域市町村圏組合消防本部の有森進さん(27)が輝いた。
各消防本部から推薦された出場者が、火災や救助などの業務を通して感じた思いや意見を5分間で発表した。佐賀大理工学部の大串浩一郎教授ら5人が、説得力や問題意識、表現力を審査した。
優秀賞は鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部の稲益雄太さん(37)、敢闘賞は佐賀広域消防局の宮城朱里さん(25)が受賞した。
有森さんは心肺蘇生法を市民に根付かせるために、学校で救命教育を行うことを提案。小中高と継続して学ぶことで、自信を持って救命措置が実践できるようになると意見発表した。
稲益さんは救急隊も医療情報をオンラインで見られるようにすること、宮城さんは救急車が本当に必要な人を助けられるよう学校で教育を行うことが大切と訴えた。最優秀賞の有森さんは、28日に熊本県で開かれる九州大会に出場する。(草野杏実)