下敷きを贈った佐賀市南商工会青年部の福田マイケル部長(後列右)ら商工会関係者と児童=同市の思斉館小学部

 佐賀市南商工会青年部(福田マイケル部長)は14日、通学路や交番、危険な場所などを分かりやすく記した「地域安全マップ下敷き」を、同市南部地域の小学校8校の児童約2千人に贈った。子どもたちや地域住民の防犯意識向上に役立てられる。

 緊急時の駆け込み先として約400の事業所が協力し、電話やトイレの貸し出し、雨宿りの可否なども示されている。同商工会の青年部と女性部が製作し、数年ぶりに通学路や危険な場所、協力する事業所などを見直した。保育園や児童館などにはポスターが掲示される。

 同市の思斉館小学部であった贈呈式で、福田部長は「困ったときは気軽に協力事業所を訪ねてほしい。子どもたちが安心して過ごせる地域づくりにつながれば」と期待を込めた。6年の福田絢菜さんは「下敷きは毎日持ち歩こうと思う。トイレや電話の貸し出しがマークで書いてあるから安心して入れそう」と話した。(辻恵美)