金賞に輝いた栁木繁弘さんの作品「昇開橋 朝日を浴びて」

 第9回筑後川昇開橋写真コンテスト(筑後川昇開橋観光財団主催)の入賞作品が決まり、金賞には佐賀市の栁木繁弘さん(79)の「昇開橋 朝日を浴びて」が選ばれた。昇開橋のシルエットや漁船、網を投げた人の姿などが見事に組み合わされ、朝焼けの一瞬を巧みに切り取っている。

 応募総数は40点で、雪や桜など季節感を感じさせるものや、遊んでいる表情豊かな子どもたちなど、四季折々の多彩な昇開橋の作品が集まった。

 栁木さんは「昇開橋には以前から年間数十日は撮影に通っている。空と川の色や漁船の向きなどさまざまな要素が重なって、やっと撮れた一枚」と話した。

 入賞作10点の巡回展が、18~23日に大川市立清力美術館、28~5月8日に佐賀市街なかふれあいプラザ、5月17~29日に大川市役所ロビーで開かれる。(川南慎司)

 その他の入賞作品は次の通り。(敬称略)

 【銀賞】笠龍介(久留米市)池上雄司(柳川市)▽【入選】磯野良一(大川市)横尾敏美(大牟田市)坂井耕三(大川市)川口保孝(筑後市)待鳥政雄(柳川市)中村光一(三潴郡大木町)野村詩朗(佐賀市)