「ツツジ寺」として親しまれている基山町園部の大興善寺(神原玄晃住職)で13日、開園式があった。早速訪れた観光客が、ピンクや白に色づきはじめた園内を散策したり、写真を撮ったりして楽しんだ。
高低差のある7万5千平方メートルの敷地内には、ヒラドツツジなど約20種類、5万本が植えられている。寺によると開花は例年よりも早く、20日ごろに見頃を迎えるという。
式では、町観光協会の田口英信会長が「新型コロナが落ち着き、少しずつにぎわいを取り戻している。多くの人に足を運んでもらい心を癒やしてもらえれば」とあいさつ。関係者ら約30人は自由に園内を散策し、色鮮やかなツツジを観賞した。友人と訪れた大野城市の60代女性は「少し来るのが早かったけど、新緑とのコントラストがきれいで見入ってしまった」と話した。
入園料は大人600円(高校生含む)、小中学生300円。(井手一希)