観測史上初めて同じ地域で震度7を2度記録した熊本地震。同じ九州の佐賀県は地震が少ない一方、最大震度7の地震を引き起こす恐れもある活断層が走り、いつ起こるか分からない地震への備えや防災意識の向上が課題となっている。
気象庁のまとめでは、2022年の震度1以上の地震は全国で計1964回観測された。福島県が最多の338回で、九州では鹿児島県の173回が最も多かった。佐賀県は10回で、全国で最も少なかった。内訳は震度1が6回、震度2は2回、震度3と震度4が1回ずつだった。21年8回、20年12回、19年21回と少ない傾向が続く。