佐賀県教育委員会は、7月から実施する公立学校教員採用試験の実施要項を発表した。前年度より2人少ない365人の採用を計画。中学校教諭の選考枠を拡大する。
採用は小学校180人、中学校105人、高校34人、特別支援学校36人、養護教諭など10人を予定する。
即戦力を確保しようと2022年度から小学校教諭で実施している「さがUJIターン現職特別選考」を今回、中学校教諭にも拡大する。書類と面接(模擬授業を含む)だけの選考とする。昨年は7月だけだったが、今回は11月にも予定する。夏選考は佐賀だけでなく東京でも実施する。
民間企業で3年以上正社員の勤務経験があり、県の特別免許状の授与条件を満たす人を対象とした「社会人特別選考」も、これまでの高校教諭(工業)に加えて、中学校教諭の一部教科(英語、技術)に拡大する。一般教養試験は免除し、専門試験などで選考する。
実施要項は県のウェブサイトで公表しており、5月1日から県教職員課などで配布する。出願受け付けは5月10~31日まで。1次試験は7月9日を予定する。問い合わせは同課、電話0952(25)7212。(大田浩司)