佐賀県嬉野市出身のイラストレーターmochacoさん(福岡市在住)が、同市中央区のスタジオVIEWWで初めての個展を開いている。自身が感じる“かわいい”を詰め込んだイラスト約20点を並べ、柔らかく愛らしい世界を展開している。16日まで。
mochacoさんは有田工業高出身。女性誌「ar」(主婦と生活社)などでイラストを手がけ活躍している。スマートフォンやタブレット端末に指で描画した作品は、淡くレトロな雰囲気で心をくすぐる。
ウサギのキャラクター「moco」は、2020年からアップデートを重ねてきた。ふわっとした毛並みと愛くるしい表情で子どもからも人気が高く、「Tシャツや傘など、子ども用のグッズも作ってみたい」と話す。黒目がちな瞳が印象的な少女の横顔のシリーズも新たに描いた。
mochacoさんは「“かわいい”に妥協したくない。何度も描き直し、納得できたものだけ世に出している」と話していた。(花木芙美)