佐賀共栄銀行の行員らが8日、佐賀市松原の同行本店周辺で地域清掃ボランティアを実施した。行員とその家族約100人が参加し、約2キロ四方でごみを拾い集めたほか、フードバンクに寄付しようと家庭から余った食材も持ち寄った。
清掃活動は同行の労働組合が毎年企画して呼びかけており、二宮洋二頭取や支店の行員も参加した。例年は創立記念日に近い11月に実施しているが、昨年できなかったことから春に順延した。
約1時間半活動し、たばこの吸い殻や空き缶、ビニール傘や段ボール、長靴なども拾った。寄付用に募った食材はコメや乾麺、レトルト食品など保存が利く物が中心で、提供品を福祉施設などに届けているNPO「フードバンクさが」(佐賀市)に預託する。
労働組合の花田健志中央執行委員長は「活動の中で地域の人にあいさつすることで、銀行のことをを知ってもらえる。地域貢献と同時に、行員同士の親睦の機会にもなっている」と成果を感じていた。(志垣直哉)