ジャズ歌手の大島麻池子さん(中央)と録音に参加したミュージシャンら(昨年12月撮影、提供写真)

大島麻池子さんのジャズアルバム「Hush-A-Bye」ジャケット

 ジャズ歌手の大島麻池子さん(72)=佐賀市=が15日、2枚目のアルバム「Hush-A-Bye」(10曲入り、税込み2750円)をリリースする。ジャズ全盛期といわれる1950~60年代をほうふつとさせる音を再現し、リラックスしたジャズバラードを聴かせる。

 大島さんは50歳からジャズを学び、JJM(ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ)や佐藤允彦さんら有名ミュージシャンとも共演を重ねてきた。表題曲「Hush-a-bye」は、自身が「ママはジャズを教えてくれた恩人」と語る久留米市の老舗ジャズ喫茶「ルーレット」のテーマソングともいえる1曲。映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「Moon river」など、大島さんの低音が生きる名曲を収めた。

 佐賀市の録音スタジオ「サウンドプレステージ」の井﨑大佳(ともよし)さんが録音とミックスを手がけ、真空管を用いたマイクやアンプでアナログ感のある温かい音色に仕上げた。トランペットは山本ヤマさん、ギターは伊豫洋明さん、ピアノは高橋聡さん、ウッドベースは丹羽肇さん、ドラムは中村健さんが担当した。

 大島さんは「歌ってほしい、元気をもらえると言ってもらえることが私の原動力。次は80歳で3枚目を出したい」と笑顔を見せる。同市東与賀町のハンバーグ店「ジャンボ」で販売する。問い合わせは大島さん、電話090(4480)3693。(花木芙美)