山田恭輔町長(前列右)にレスリングアジア選手権の日本代表入りを報告した藤瀬夏唯選手(前列中央)と父の哲重さん(前列左)=江北町役場

 レスリングのU15アジア選手権大会の日本代表になった鳥栖中3年の藤瀬夏唯(かい)選手が6日、地元の江北町の山田恭輔町長に代表選出を報告し、「一つでも上の成績を目指したい」と抱負を語った。

 藤瀬選手は4歳から鹿島市のクラブでレスリングを始め、江北小3年と4年の時に全国大会で3回優勝した。中学は鳥栖中に通いながら鳥栖レスリングクラブで練習を重ねている。3月に水戸市であった日本代表選考会のフリースタイル男子68キロ級で優勝し、7月12日からヨルダンで開かれるアジア選手権の日本代表入りを果たした。

 鹿島実業高時代に国体グレコローマン74キロ級で2度5位入賞した父の哲重(のりしげ)さん(49)と一緒に江北町役場を訪ねた夏唯さんは「国際大会の代表は初めて。将来はオリンピックを目指したい」と報告。山田町長は「江北の代表、日本の代表として頑張って。いい成績を持ってまた報告に来て」と激励した。(小野靖久)