佐賀新聞など新聞社6社と新聞販売店でつくる佐賀県支部新聞公正取引協議会は8日、佐賀市のモラージュ佐賀で試読紙を配布した。若い人たちに新聞に親しんでもらおうと子育て世代を中心に配り、読み比べを促した。
春の新聞週間(6~12日)に合わせて実施した。佐賀、西日本、朝日、毎日、読売、日本経済の6紙を40部ずつ用意。読み比べてもらおうと2紙を1セットにし、新聞をPRするチラシも一緒に配布した。
買い物に訪れた佐賀市の中島由美子さん(44)は並べられた6紙を見比べ、「字の大きさや見やすさが違う」と話し、中学校入学を控える次男の拓哉さん(13)は「漢字の勉強をする意味でもこれから読んでいきたい」と話した。
佐賀市の70代女性は「夫と毎日一緒に新聞を読んでいる。感想を言い合ったり、チラシを見て買い物先を決めている」と笑顔で話した。
同協議会の野田豊事務局長(67)は「新聞によって記事の取り上げ方が異なる。読み比べて違いに気付き、興味を持ってもらえたら」と話した。(志波知佳)