定数2の三養基郡は前回と同じ顔ぶれで、自民現職2人と元職1人の混戦模様となっている。当落ラインは前回並みの8千票前後とみられ、各陣営は票の積み上げに全力を注ぐ。
5期目を狙う副議長の宮原真一は4期の経験や県とのパイプを強調し、組織票を生かした選挙を展開。総決起大会を6日夜に開き、最後の追い込みをかける。
元職の石丸元章は「チェンジ」を訴える。みやき町での地盤固めを進めながら、上峰と基山でも丹念に街演車を走らせ、票の掘り起こしを図る。
「基山町には県議が必要」を合言葉にする現職の古賀和浩は、地元基山を中心に票固めを図る。前回6割を超えた基山町の投票率が今回も鍵を握るとみている。(井手一希)=敬称略
宮原 真一(53)自現(4)
石丸 元章(58)無元(1)
古賀 和浩(60)自現(1)
※名簿は届け出順、敬称略。党派は、自=自民、無=無所属。現=現職、元=元職。丸囲み数字は当選回数