武雄温泉春まつりの締めくくりに行われた餅まき=武雄市武雄町

 「武雄温泉春まつり」が2日、武雄市の武雄温泉楼門一帯で開かれた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となり、多彩なイベントが繰り広げられた。会場周辺は市民や観光客でにぎわった。

 みこしと稚児行列で開幕し、中国・四川省の伝統芸能の変面ショーや、市民も参加してさくら踊りや温泉deサンバで盛り上がった。前日の1日夜は「宵まつり」も行われ、柄崎太鼓やシャボン玉パフォーマンスなどが披露された。

 締めくくりは楼門の上から縁起物の餅まきがあり、約2千個の紅白餅が観客に向かって投げ込まれた。実行委員会の中村豊子副委員長がマイクを握り「これからもっと楽しい春まつりにするので、来年もぜひ来て下さい」と呼びかけた。

 コロナ禍で中止していた間は、まつりの歴史を振り返る特別番組を制作し、ケーブルテレビで放送していた。(澤登滋)