2月の佐賀県内は、「ウィズコロナ」への移行がさらに進み、社会経済活動の持ち直しの動きが続いた。個人消費の回復などを背景に、売り上げ増や業況が改善した業種が見られた。
 小売りは軒並み来客数、売り上げともに、コロナの行動制限があった前年を上回った。バレンタインや物産展は商品がよく動いた。
 全国旅行支援が延長された宿泊のほか、ゴルフ場も好調。人流の回復を受け、陶磁器も業務用食器の売り上げが上向いている。機械・電機は全体的に順調だが、半導体は世界的な需要が落ち着き、業況にばらつきがある。
 一方で、原材料などの高騰や高止まりは続き、価格転嫁の可否で明暗が分かれた。経済活動の活発化に伴い、人手不足も顕著になっている。