レスリング個人71キロ級準決勝で相手の背後を取る鳥栖工の三浦修矢(上)=新潟市東総合スポーツセンター

 準決勝で昨年王者に挑んだ71キロ級の三浦修矢は、前半競り合ったものの、後半に力尽きた。「レベルの違いはあったが、夏に向けていい経験になった」と気持ちを切り替えた。

 開始40秒で攻めてきた相手を一気に下から持ち上げた。「アップ中に考えた作戦がはまった」と2点を先制した。だが、その後は相手の攻めを受け続け、「体力的に持たなかった」と前半終了間際に逆転を許した。後半は防戦一方となった。

 グレコローマンが主戦場の三浦。全国選抜はフリーしかなく、「もっと技の種類を増やさないと勝てない」と課題も明確に見えている。

 「グレコローマンでは負けない選手。フリーでも全国総体で入賞できるように」と敗戦を糧に、自身の成長につなげていく。(鶴澤弘樹)