吉田勇輔さんと会場に並んだ作品=佐賀市の佐賀県立美術館

 唐津市出身の吉田勇輔さん(71)=福岡県久留米市=が佐賀市の佐賀県立美術館で油彩画展を開いている。澄んだ青空、シックな色合いの静物画など、豊かな表現の40点が会場を彩っている。4月2日まで。

 吉田さんは唐津東高から広島大、多摩美大大学院に進んだ。「材料学」を専攻し、バロックやルネサンス期の画家の顔料を考察、魅力を追求し、公募展で数多くの受賞歴を持つ。

 筑後川を挟み、遠くに久留米市の市街地を望む「白日別(しらひわけ)」。筑紫地方を白日別と呼んだ古事記にちなんだ。のびゆく空とともにさわやかな風景を描き出した。

 縦長のキャンパスには、いくつかの紙風船を配した。吉田さんは「上に浮き上がっていこうとしているのか、下に落下しているのか。そんなことを考えながら楽しんでもらいたい」と話す。(福本真理)