「端唄『春雨』探訪~小城藩士・柴田花守とその時代」の表紙

 幕末、全国的に流行し、現在も花街で歌われ続けている端唄「春雨」。作詞した小城藩士・柴田花守を顕彰して、小城市で毎年開かれてきた「小城春雨まつり」が今年の4月1日で60周年を迎えます。

 佐賀新聞では連載「『春雨』探訪~小城藩士・柴田花守とその時代」で、花守が歩んだ激動の幕末・明治をたどってきました。全10回の連載を完全収録し、連載に登場させた文学作品のブックガイドなどを加えた書籍を4月1日に出版します。

 専門家による学究的見地からの最新研究、花守を生んだ小城の文化・歴史・風土にまつわるスポット、小城春雨まつりを支えてきた関係者による座談会、春雨作詞の舞台となった長崎の歴史散歩までを網羅した一冊です。

 ▶「端唄『春雨』探訪~小城藩士・柴田花守とその時代」はA4判、オールカラー、116ページ。税込み2200円。問い合わせは販売の小城市観光協会、電話0952(72)7423。(平日午前9時~午後5時)。