「春の佐賀酒 新酒きき酒会」がこのほど、佐賀市の佐嘉神社記念館であった。佐賀県酒造組合(馬場第一郎会長)はこの時期に初めて開き、約400人が参加して全19蔵元の新酒を味わった。
参加者は各ブースで酒を口に含み、香りや味わいの違いを楽しんだ。抽選会で特別純米酒が当たった田口茜さん(29)=太良町=は「新酒を味わいたくて参加した。酒は父と一緒に飲みたい」と笑顔で話した。福岡県春日市から参加した中島政弘さん(53)は「それぞれの酒蔵の特徴を知ることができて面白い」と満足した様子だった。
蔵元の幸姫酒造(鹿島市)の峰松宏光さん(41)は「この時期ならではのお酒を提供できてうれしい。お客さんと直接話せる良い機会になった」と話した。(坂本有佐)