リョーユーパングループ(福岡県大野城市)の北村俊策会長(71)が、神埼市に災害時の「パン非常食」3千食分を寄贈した。
パン非常食は常温で3年間保管できる。北村会長は昨年から九州、中国地方の36自治体に計9万食以上を贈っていて、神埼市は2回目となる。同市は昨年9月の台風接近時に避難者へ配布し、高齢者から「乾パンよりもやわらかく、食べやすい」といった声が寄せられたという。
贈呈式がこのほど市役所で開かれ、北村会長は「これまでの災害支援を通じてパンは非常食として重宝されることを実感した」と話した。内川修治市長は「災害対策に取り組む上で協力はありがたい」と感謝した。(中島野愛)