高校生が糖尿病などのリスクを抑える食生活について学んだ講座=唐津市厳木町の交流スペース「彩り」

 糖尿病などの非感染性疾患を防ぐための食生活について考える高校生向けの講座が、唐津市厳木町の交流スペース「彩り」であった。唐津南、牛津、厳木の3高校から参加した14人が管理栄養士の話を聞き、適切な間食の取り方などを学んだ。

 生徒たちは1日の適正な摂取カロリーを計算し、日々の食生活を振り返った。管理栄養士は間食について「カロリーや不足する栄養素が補える成分があるか確認して」とアドバイスした。管理栄養士の仕事に関心があるという唐津南高2年の清原早穂理さんは「栄養成分表示を見ることを意識してみようと思った」と話した。

 彩りでは月1回、多世代の交流を目的に地域食堂を開いている。講座は製薬会社アストラゼネカと認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」の協働事業「ヤングヘルスプログラム」の一環で開催された。(松岡蒼大)