鳥栖市の向門慶人市長は23日、副市長に県産業労働部企業立地課長の大久保哲郎氏(51)を選任する案を市議会に提出した。

 大久保氏は熊本大卒。1994年に佐賀県庁に入庁。産業労働部の有田焼創業400年事業推進グループ副課長、企業立地課参事などを務め、21年4月から現職。選任議案は定例議会最終日の27日に諮られ、議会の同意が得られれば任期は4月1日から4年間。向門市長は提案理由について「豊富な見識を持ち、現在、市が取り組んでいる事業の県とのパイプ役として最適な人物」としている。

 市によると林俊子副市長は15日、3月31日付で辞職願を出していた。辞職後は県に戻る。(樋渡光憲)