九州・沖縄にある11の国立大学法人は21日、研究力向上を目的とした連携に関する覚書を締結した。研究設備・機器の共有のほか、人事交流などを通じて人材育成に取り組む。福岡市内で開かれた締結式で、九州大の石橋達朗学長は「一体となって取り組み、社会課題の解決に貢献したい」と話した。
佐賀大など11法人は今後、共通プラットフォーム「九州・沖縄オープンユニバーシティ(KOOU)」を形成し、事務局を九州大に置く。大学間で電子顕微鏡など機器を利用できるよう調整し、研究を支援する「リサーチ・アドミニストレーター」を共同で育成するプログラムを計画している。
将来的にはビッグデータの共有なども模索し、共同研究の拡大を図る。【共同】