唐津市議会の一般質問(後半)は13、14の両日、議員7人が呼子・鎮西地区の観光促進や給食費の公会計化などについて質問した。(松岡蒼大)

 【呼子・鎮西地区の観光促進】昨年8月から今年1月までの間、衛星利用測位システム(GPS)の推計で呼子地区に約32万6千人の観光客が訪れた一方、市街地との周遊率は5・4%にとどまった。議員から呼子、鎮西地区を結ぶ取り組みの必要性を問われ、江頭雅彦地域交流部長は名護屋城跡や陣跡周辺を周遊するための電動アシスト自転車の導入を計画していることを説明し、「観光事業者とも連携を図り、効果的な周遊の仕組みにつなげたい」と述べた。

 【給食費の公会計化】給食費を地方自治体の会計に組み入れる「公会計化」に向け、市教育委員会は市長部局を交えたプロジェクトチームを4月までに立ち上げると表明した。草場忠治教育部長はシステムの導入や債権の承継、徴収方法など検討課題を挙げ「教育委員会としての最終的な考えを早急にまとめ、協議を進めたい」と答弁した。