佐賀市の佐賀コンピューター専門学校の学生9人が15日、市内の昭栄中でインターネットなどのメディアリテラシーについて説明した。1、2年生約330人にSNS(交流サイト)の注意点を示し、「投稿前によく考えて」と呼びかけた。
専門学校1年の川久保健成さん(19)らが解説した。飲食店で悪質ないたずらを撮影してインターネット上に動画を投稿した事件などを挙げ、「ネットの情報は完全には消えない。写真やささいな書き込みからも個人は特定できる」と指摘した。生徒から投稿した場合の対応について質問があり、学生は「まず削除して親や先生に相談して」と促した。
昭栄中2年の花山壮秀さんは「ネット上での過ちは人生に大きな影響を与える恐れもある。一度立ち止まって考えることを忘れないようにしたい」と話した。(花木芙美)