佐賀県立特別支援学校の生徒の就労支援に積極的に取り組んでいる企業を県教育委員会が認定する「パートナーシップ・オフィス」に、介護老人保健施設など新たに4法人が選ばれた。新卒者の雇用をはじめ、就業体験の受け入れや職業指導などで社会参加に協力している。
認定を受けたのは、武雄市の介護老人保健施設「たんぽぽ」、みやき町の特別養護老人ホーム「なかばる紀水苑」、社会福祉事業を行う武雄市の「ワークショップ道の家」と太良町の「アシスト佐賀」。
県庁で15日、認定式が行われた。落合裕二県教育長は「卒業後に自立し生きがいを持って生活できる力を身に付けるには、地元企業などの協力や支援が欠かせない」と謝辞を述べた。中原特別支援学校の卒業生を雇用しているなかばる紀水苑の末安祥子施設長は「非常に真面目でスタッフとして大切な存在。今後も雇用を続けたい」と話した。
パートナーシップ・オフィスは特別支援学校の「就労サポーター企業」から認定しており、認定数は18法人になった。(江島貴之)