男子4位の溝田槙悟(小城市)=佐賀市若宮

 再スタートの1年を桜マラソンで締めた。2019年大会で優勝した小城市の溝田槙悟(戸上電機製作所)が、県勢2位で総合4位に入った。溝田は「正直悔しいが、市民ランナーとしてここまで調子を上げられたのはよかった」と汗を拭った。

 20キロまでは自分のペースで走っていたが、「暑さがこの大会のきついところ」と、30キロあたりで足がつり始めた。3位争いをしていた選手にじわじわ引き離された。

 実業団選手として活動していたが、けがが多く、昨年3月に市民ランナーに転向。練習の質は落ちたが、「市民ランナーとしてのレベルを確認する年」と仕事の前後にこつこつ練習を重ねた。溝田は「ここから練習を組み直し、次のシーズンは強敵と競り合えるように頑張りたい」と力を込めた。(草野杏実)