白石町議会の一般質問は13~15日開かれ、議員11人が佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に伴う説明会などについて質問した。(小野靖久)

【オスプレイの説明会】
 自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、「白石町にも何らかの形で影響が出てくると思う。防衛省に周辺市町を含めた説明会を開くよう求めるべきではないか」と質問があった。田島健一町長は「町にとっての影響が見えない状況下で説明会を求めるのは厳しいと思う。議会から意見が出ていることは県にも伝えたい」と答えた。

【道の駅しろいし】
 町内の道の駅しろいしの現状や今後の振興に関する質問があった。吉村大樹商工観光課長は、開業した2019年度からのレストランを含めた売上額は年間で3億8200万円、4億2500万円、5億4000万円と増加し、本年度は6億2000万円になる見通しを説明。昨年12月25日には直売部門の1日の売上額が最高の820万円を記録したことも報告した。年末などの混雑対策として店内のレイアウトの変更や店外での発送専用ブース設置、入場者制限が考えられるとした。

【空き家対策】
 17年度から始めた空き家バンク、20年度からの空き地バンクの利用実績について、山口裕一総合戦略課長は、それぞれ本年度までに空き家が登録52件、成約38件で、空き地は登録18件、成約7件となり、現在登録されているのは空き家14件、空き地7件と説明。20年の調査では226軒の空き家が確認され、これまでに危険度の高い「特定空き家」に19軒を指定し、8軒は除去されたことを挙げ、「相続係争中や相続人がいない、居住地が特定できないことで対応が難しいケースもある」と指摘した。