玄海町議会の一般質問は9、10日開かれ、議員5人が定住政策や普通河川の維持管理などについて質問した。(松岡蒼大)

【定住政策】
 
町は2020年4月、町内の空き家を有効活用することで移住・定住を促進しようと空き家バンク制度を創設した。脇山伸太郎町長は開始から3年間で20件の成約があったと報告し、「宅地不足の問題や人口増の有効な解決策の一つ。今後も登録件数を増やし、マッチングを進めたい」と述べた。

【普通河川の維持管理】
 道路法や河川法の適用から外れた水路などの法定外公共物は、地元関係者が機能管理を担っている。脇山町長は、21年4月に新設した維持補修の補助制度で3件53万円の実績を説明。集落の高齢化などを課題に挙げ、「町が機能管理も含めて取り組んでいくことを検討したい」と述べた。