公立中学校の休日の部活動指導を民間団体などに委ねる「地域移行」について、佐賀市は15日、2023年度から市内3校で「モデル部活動」を設定し試行する考えを明らかにした。地域移行の長所や課題などを検証し、推進協議会で検討を深める。

 同日の市議会福祉教育委員会の研究会で説明した。市では26年4月からの休日の部活動の完全地域移行を目指しており、検討委員会で方針を協議。23年度は、異なる学校の三つの部活動を「モデル部活動」とし、土日の活動を地域のクラブや団体などで先行実施する。地域移行した場合の問題点や良かった点などの発見につなげる。3月中にモデル部活動を決め、5月からの運用開始を目指す。

 23年度から検討委を「休日部活動地域移行推進協議会」に衣替えし、有識者や競技団体関係者を交えて具体的な内容を検討する。

 また、昨年12月に教職員と1、2年生を対象に実施したアンケート結果も示された。教職員769人(回答率39%)は、休日の地域部活動の指導に「関わろうと考えていない」が75%を占め、「関わろうと考えている」と「条件次第で関わる」が合わせて25%だった。生徒3364人(回答率94%)は、31%が休日部活動に「参加しようと思う」と答え、28%が「思わない」を選んだ。

 教職員が指導できる競技として回答したのは、野球が31人と最多で、次いでサッカーとソフトテニスがそれぞれ25人だった。生徒が参加したい競技はサッカーが最多の214人で、次いでバスケットボール(185人)、バドミントン(177人)などだった。

 市学校教育課は「教職員も生徒もまだ実感が湧いていないようだ。今後もアンケートを実施したい」と述べた。(草野杏実)