トルコ・シリア地震の義援金を贈った大良小の6年生ら=唐津市役所

 トルコ・シリア地震の被災者を支援しようと、唐津市の大良小の児童たちは、集めた約1万4千円を唐津市を通じて日本赤十字社へ贈った。

 児童たちは社会科の授業で、明治期に和歌山県沖で起きたトルコ軍艦「エルトゥールル号」の海難事故で地元住民が乗組員の救助活動に当たったことや、日本とトルコの友好関係などを学んでいた。2月上旬に発生した地震による大規模な被害をニュースで知り、自分たちにできることとして「募金活動」を考案。同校では授業の一環で「炭づくり」にも取り組んでおり、直売所での売り上げと校内の募金を義援金に充てた。

 6年生4人が3月9日に唐津市役所を訪れ、義援金を引き渡した。中山春樹君は「建物が倒れたりするニュースを見て、少しでも助けたいと思った」と話した。(唐津支社・横田千晶)