初登庁し、市長室のいすに座った向門慶人市長=鳥栖市役所

初登庁し職員に花束を渡される向門慶人市長=鳥栖市役所

 鳥栖市長選で初当選した向門慶人市長(52)が15日、初登庁した。就任式で職員約70人を前にあいさつし「私たちは市政を未来の子どもや孫たちに受け継がなければならない。今やるべき課題は先送りせず、堂々と立ち向かい、前進しよう」と求めた。

 初登庁した向門市長は、市役所玄関前で職員らの出迎えを受け、花束を贈られた。市長室のいすに初めて座り「非常に重いいす。7万4千人の市民の皆さんの生命・財産を守る重責を感じ、緊張感でいっぱい」と述べた。

 就任式では「市の運営に携わるのは初めて」として職員に協力とアドバイスを求め、笑顔の職場をつくり、市民にしっかりあいさつをしようと呼びかけた。その上で「皆さんの信頼を得るために、私自身が胸襟を開いて闊達(かったつ)に議論したい」とし、「出た結論は全て私が責任を持つので、堂々と思いや考えを言ってもらい、新しい鳥栖市を築いていこう」と話した。

 向門市長の任期は15日から4年間。(樋渡光憲)