久光―姫路 第2セット、久光の吉武美佳がスパイクを決め、22―11とする

 金蘭会高(大阪)から今季加入した吉武美佳が約4カ月ぶりにコートに立った。第2セット終盤の短い時間ながら、高さのあるスパイクなどで4得点を奪い、存在感を示した。

 昨年11月の姫路戦でVリーグデビューを果たしたが、その後はベンチやサポートメンバーの日々が続いた。「毎日の練習でこつこつやってくれている」と酒井新悟監督。リセ・ファンヘッケがコンディション不良でベンチを外れたことで、チャンスが巡ってきた。19―10とリードした第2セット終盤にコートに入ると、立て続けに3本のスパイクを決め、最後は相手ブロックを見てフェイントでコートに落とした。

 指揮官は「短いローテーションの中で決め切ってくれた」と手放しでたたえた。サポートしてくれる仲間の思いを背負って戦った吉武は「コート内外から声をかけてもらい楽しくできた」と胸をなで下ろした。(小部亮介)