九州龍谷短大(鳥栖市)と敬徳高(伊万里市)の保育者養成に関する連携協定の調印式が6日、敬徳高であった。2023年度から、同短大保育学科の講義を敬徳高で受講できるようになり、生徒が同短大に進学した場合は単位として認められる仕組みを導入する。
敬徳高では、4月から普通科に保育コースを新しく設け、生徒は2、3年時に保育の基礎を学ぶ。授業科目に同短大の保育学科で学ぶ「ピアノ」「あそび学」などを取り入れ、教員を派遣してもらう。受講を修了した生徒が同短大に進学すれば、単位の取得と同じ扱いになる。
調印式で同短大の後藤明信学長は「高校、大学と連続して学ぶことで保育者養成を充実させたい」と抱負を述べた。敬徳高の立石琢磨校長は「本校からたくさんの生徒が九州龍谷短大に進み、保育士として帰ってきてくれるといいなと思っている」と期待を寄せた。
同様の仕組みは同短大と龍谷高(佐賀市)保育コースの間でも22年度から取り入れている。(青木宏文)