
海外仕込みの闘争心
J1甲府から加入のサイドアタッカー。「誰にだって武器はある。それを最大限に生かして生き残っていきたい」。高いプロ意識と闘争心むき出しのプレーが印象的だ。ボールを奪うとドリブルで鋭く切れ込み、好機を演出する。
中学卒業後、単身でブラジルに渡った。3年間、本場で技術を学び、1998年に清水に加入したが、2年で解雇。「日本でお金を出してくれるチームはなかった」と、シンガポールのチームとプロ契約を結び、その後、オーストラリアやマレーシアなど海外で6年間、プロとして活躍した。
鳥栖ではキャンプから精力的にアピールを続け、開幕スタメンを勝ち取った。だが、以降は出場5試合すべて途中出場。「たとえ短い時間だったとしても、相手を脅かすプレーは何一つできていない」と自らの評価も厳しい。
「自分にずば抜けた特徴があるわけじゃない。だからこそ、ボールの受け方にもっと工夫が必要」。課題を見据え、相手の裏をかく位置取りや、走り込むタイミングなど動きの質を高める練習に余念がない。海外で築き上げた強い精神力と、苦しい時期を知り尽くした家族や友人に「恩返ししたい」という気持ちが、レギュラー獲得への闘いを支える。172センチ、67キロ。神奈川県横浜市出身。27歳。
|