佐賀新聞LiVE

MENU

今日の天気予報

県動物管理センターの犬殺処分、3匹に減少

2014年12月29日 10時10分

毎月1回日曜に開かれている犬猫の休日譲渡会。本年度は犬の殺処分が減少している=佐賀市三瀬村の佐賀県動物管理センター
毎月1回日曜に開かれている犬猫の休日譲渡会。本年度は犬の殺処分が減少している=佐賀市三瀬村の佐賀県動物管理センター

 犬猫の「殺処分ゼロ」を目指す機運が全国的に広がる中、佐賀県で本年度、殺処分された犬はわずか3匹にとどまっている。昨年度160匹近かったのが大幅に減少した。飼い主に対する法規制の強化で、県動物管理センター(佐賀市三瀬村)に持ち込まれる犬自体が減っており、施設に余裕ができたことで収容期間が延び、飼い主探しがしやすくなったという。

 県生活衛生課によると、同センターには昨年度、635匹が収容され、このうち飼い主が見つからなかった159匹が殺処分された。今年は4~10月で収容犬は計305匹。ほとんどが元の飼い主が見つかったり、新しい飼い主が引き取り、殺処分は3匹にとどまっている。

 これまで、飼い主の高齢化や転居などで年間200匹以上が県内の各保健所に持ち込まれ、同センターに収容されていた。しかし、飼い主にペットを最後まで責任を持って飼うよう義務付けた改正動物愛護管理法が昨年9月に施行され、保健所では犬を持ち込んできた飼い主に、別の飼い主を確保するよう指導を徹底。この結果、保健所での引き取りがゼロになり、センターへの収容数も大幅に減った。

 常時“満杯”状態だったセンターにも余裕ができ、保護期間経過後1週間で殺処分されていたのが、最大1カ月程度引き延ばせるようになった。4月からは月1回、参加しやすい休日に譲渡会を開く一方、県内の動物愛護団体と連携し、橋渡しに力を入れている。

 ただ、保健所など「水際」で飼養放棄を防いでも、捨てられるケースは後を絶たず、譲渡先が見つかりにくい老犬などは殺処分にならないよう愛護団体が引き取っているのが実情。一方、猫は去勢や避妊などの対策が難しく、殺処分は年間1千匹以上。県生活衛生課は「殺処分ゼロという数値目標より、まずは飼い主のモラル向上が急務」と話す。

■佐賀ニュース一覧へ

ニューストップへ