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チームの確かな成長を実感

2016年07月23日 16時34分

鳥栖―名古屋 後半15分、鳥栖FW豊田(奥)がヘディングでゴールを狙うが得点ならず=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・山田宏一郎)
鳥栖―名古屋 後半15分、鳥栖FW豊田(奥)がヘディングでゴールを狙うが得点ならず=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・山田宏一郎)

 セカンドステージに入ってサガン鳥栖の進撃が始まりました。これまで4戦を終わって2勝2分け。勝ち点8を積み上げ13位ながら、降格圏の16位とは7差に広げました。油断は禁物だけれど、サポーターとしてもようやく1戦1戦に集中できる雰囲気になってきました。

 FC東京戦はアディショナルタイムに同点に追いつき、さらに奇跡的な勝ち越し弾を決めた。アウェー・神戸戦は先制されながら逆転、最後は追いつかれたものの勝ち点1を持ち帰った。続くアウェーの湘南戦はエース豊田の2発で2-0の完封勝利でした。

 胸に広がるのはなんとも心地よい充足感です。名古屋戦の朝は待ちきれず、早くからベアスタに向かいました。1カ月前のアウェー戦では199センチのFWシモビッチを抑えられるのか不安でいっぱい。順位も15位で16~18位と勝ち点差がなく、焼けた鉄板の上で踊るような思いでした。

 今度は名古屋が調子を落として降格圏で苦しんでいる。対照的にわれらのサガンはゴールに迫る動きに工夫と厚みが増し点がとれるようになってきた。キックオフを待つサポーターの表情にはチームへの信頼感があふれています。

 この試合で最初にシュートを放ったのはMF福田。大きく枠をはずしたけれど、その判断には「いいぞ」と叫びました。30分くらいまでは圧倒し続け、ロングボール主体の相手の攻撃をほぼ封じました。

 後半になっても勢いは変わらず、目の前のゴールに向かってくる選手たちに手を振り上げながらチャントで檄を送る。スタンド中が沸き立つような空気です。16分には豊田のヘディングシュートがゴールマウスをかすめ、その数分後にはキム・ミヌのクロスに鎌田がペナルティエリア内で頭で合わせた。

 名古屋もシモビッチをターゲットにしてチャンスをうかがう。残り10分を切ったあたりからオープンな戦いになりかける感じがありました。ゲームを主導しながらワンチャンスを決められるような結末はもう見たくもなく、相手のCKの場面ではひたすら守護神の林にコールしました。

 スコアが動かないままアディショナルタイムになっても、ずっと何かが起きる感じがしていた。終了間際にCKを得たときは誰もがそれを期待していたはずです。ミヌがけったボールはゴール前で混戦を誘い、豊田がいち早く反応。「やった」と叫んだ次の瞬間、GK楢崎がセーブしていました。

 守備的な相手を攻め崩すことはなかなか難しい。今節は16日間に4戦をこなす日程の最後。肉体的、精神的疲労もあったはずです。互いに堅い展開でした。ほかのカードでもドローが多かったなか、貴重な勝ち点1を積み上げることになりました。

 新シーズンに入ってから半年がたち、マッシモ監督の下でチームは確かな成長をみせている。次は九州ダービーの福岡戦。「絶対に負けられない戦い」という言葉ではまだ足りない、サポーターも死力を尽くす戦いが待っています。

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