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奇跡のゴールで残留確定

2015年10月28日 17時42分

鳥栖-松本 試合終了後に、鳥栖DF谷口(背番号29)に駆け寄って喜ぶ鳥栖FW水沼(中央)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 試合終了後に、鳥栖DF谷口(背番号29)に駆け寄って喜ぶ鳥栖FW水沼(中央)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 後半32分、同点に追い付くシュートを決め喜ぶ鳥栖DF谷口(左)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 後半32分、同点に追い付くシュートを決め喜ぶ鳥栖DF谷口(左)=松本平広域公園総合球技場
サガン鳥栖が逆転し、喜ぶサポーター=松本平広域公園総合球技場
サガン鳥栖が逆転し、喜ぶサポーター=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 前半、相手に競り勝ちボールをキープする鳥栖MF吉田(右から2人目)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 前半、相手に競り勝ちボールをキープする鳥栖MF吉田(右から2人目)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 前半、ヘディングで相手パスをカットする鳥栖DF谷口(左)=松本平広域公園総合球技場
鳥栖-松本 前半、ヘディングで相手パスをカットする鳥栖DF谷口(左)=松本平広域公園総合球技場

 J1残留をかけたアウェーの松本山雅戦は、1点を先行されながらも、谷口のファンタスティックな「足裏ボレー」で追いつき、豊田と水沼の鮮やかなワン・ツーで2-1と逆転した。

 8月の山形戦以来7戦勝利なしできたなか、残留を争う松本との大一番を勝ちきり、「残った」「苦しかった」とサポーターみんなが、一つの壁を破った達成感に浸りました。

 会場は一丸の応援で知られるアルウイン。1万7千人を超えた観客のうち鳥栖側は約1000人。厳しい試合になることを覚悟していたものの、後半20分に不運なPKで先制点を許した時は、思わず下を向きそうになりました。

 それでも豊田、鎌田、藤田が投入されて前線でボールが回り出し、ゴール裏も「さあ決めてくれ俺のサガントス」とチャントで攻撃を促した。そしてようやく32分に待望の同点弾。

 GK林のフリーキックを豊田が頭で落とし、ゴール前に上がっていた谷口が後ろに蹴り上げるように足を伸ばした。スタンドからボールの行方はよく分からなかったけれど、選手たちが喜ぶのを見て「やった」と歓声を挙げました。

 誰もが「もう1点いくぞ」と叫んでいる。その数分後にも鎌田のバーをたたくシュートがあり、42分に水沼が決勝点を奪うまで圧倒し続けた。終盤のドラマチックな展開は、まさに鳥栖らしい戦いでした。

 谷口は攻撃センスに優れたボランチだけれど、今季は最終ラインを守る試合が増えている。この日も丹羽、キム・ミンヒョクと3バックを組み、DFリーダー菊地の不在を埋めた。

 第1ステージの鹿島戦や横浜マリノス戦で得点しながら、逆転負けを喫してヒーローになり損なった。今季4点目はそのうっぷんを晴らすミラクルシュートでした。

 その10分後、豊田のヒールパスに反応した水沼が今季7点目を決めた時、ゴール裏は「俺たちのサガントス」のチャントで沸き立った。アディショナルタイム中に、危ない場面があったものの、林がスーパーセーブ。終わった瞬間は仲間たちと抱き合い、ただ、ただ叫んでいました。

 選手たちを見送った後も谷口、水沼、林へのコールを繰り返し、奇跡的な逆転劇の余韻に浸っていました。上位の広島、浦和、名古屋に引き分け、勝ち点1を重ねてきた粘りが、この試合でも生きた感じでした。

 アウェーで30人くらいが応援していた時代を知っている関東の仲間は、ゴール裏の結集ぶりに「この数が信じられない」と驚いていました。サポーターも崖っぷちに立つ思いで戦ったことは確かです。

 残留は本当の目標ではなく、来季の巻き返しへ向けて、残る2試合でさらに上を目指さなければならない。何よりも4月以来勝利から遠ざかっているホームで、誇りを取り戻さなければなりません。

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