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ぼくらはチャレンジを望んでいる

2015年09月30日 10時21分

鳥栖-甲府 後半ロスタイム、クロスボールに鳥栖DF谷口(右)、FW豊田(奥)がヘディングで合わせるが、相手選手に阻まれゴールならず=鳥栖市のベストアメニティスタジアム
鳥栖-甲府 後半ロスタイム、クロスボールに鳥栖DF谷口(右)、FW豊田(奥)がヘディングで合わせるが、相手選手に阻まれゴールならず=鳥栖市のベストアメニティスタジアム
鳥栖-甲府 前半42分、鳥栖MF崔誠根(右)と競り合う甲府FWバレー=鳥栖市のベストアメニティスタジアム
鳥栖-甲府 前半42分、鳥栖MF崔誠根(右)と競り合う甲府FWバレー=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 「選手はミスをする権利がある」。ヴァンフォーレ甲府に0-1で負けた後、失点シーンをテレビで見直し、イビチャ・オシム氏の有名な言葉が浮かびました。

 フットボールにはミスが付きもので、一つのミスが勝者と敗者を画然と分けてしまう。あの失点の場面はゴール裏から遠いエンドだったため何が起きたのかよく分からず、事態を受け入れかねていました。

 前半は単調な展開だったが、後半はサガン鳥栖が圧倒的に攻めた。ただ、キム・ミヌのシュートもGKの正面を突き、なかなかゴールが決まらない中、自陣ペナルティーエリアに転がったボール処理でのミスでした。

 あの時、DF菊地は相手より先に体をいれてボールを足元に納めた。セーフティーな状態に見えたけれど、GK林に戻そうとしたパスが弱く、背後の選手に奪われてしまった。

 CKに逃げておれば失点は防げた。しかし、GKにつないで早く攻撃に転じたいという思いだったのかもしれない。J1残留を決めるには勝ち点3が絶対にいる試合だったから、それも当然でしょう。

 甲府のチャンスは多くはなかった。それでもサガンの責め疲れが出た時間帯は選手同士の距離感が保てず、楽にパスをつながれた。応援していてもジリジリしてくる。失点はそういう時間帯でした。

 90分をフルに走り抜くことは不可能でも、的確な判断、アイデアのある攻撃を続けるためには、相手よりも強いフィジカルが必要。今季後半に失点が多いのは、体力の消耗によるものという気がしています。

 これでリーグ戦は3戦無得点です。相手のミスがない限り、信じられないようなパスが2本、3本と続けて通るか、球際での一歩抜けたプレーがないとゴールはなかなか生まれない。

 昨季、豊田が見せたようなバックヘッドのような奇跡的ゴールも、練習に支えられた技術と強い精神力の結果。ゴールには当たり前のプレーではなく、一人一人のチャレンジが必要です。そこでミスが起きたとしても拍手を送りたい。

 残り5戦でついに甲府に抜かれて14位、15位の新潟とは勝ち点差2で16位の松本とは勝ち点差7。しかし、数字を考えてもしょうがないし、J1残留をあきらめるわけにはいかない。

 次はアウェーで強敵の浦和との対戦となる。サポーターとして必死で声援を送り続けるだけ。その先に大きなるカタルシスをもたらすゴールが生まれることを信じています。ぼくらはチャレンジを望んでいる。

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