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あまりにも長く、つらい戦いだが

2015年09月02日 10時16分

鳥栖―神戸 前半26分、先制ゴールを決める鳥栖FW豊田(左)=兵庫県の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
鳥栖―神戸 前半26分、先制ゴールを決める鳥栖FW豊田(左)=兵庫県の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
鳥栖―神戸 1―7と大敗し、厳しい表情でサポーターにあいさつに向かう鳥栖・森下監督(左)やイレブン=兵庫県の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(撮影・米倉義房)
鳥栖―神戸 1―7と大敗し、厳しい表情でサポーターにあいさつに向かう鳥栖・森下監督(左)やイレブン=兵庫県の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(撮影・米倉義房)

 ユニバー競技場開催となったアウェーのヴィッセル神戸戦は、豊田の今季15点目で先制したものの、前半のうちに逆転を許した上、後半5失点で1-7の記録的惨敗。サポーターとして90分がこんなに長くつらく感じたのは初めてです。

 左右のスペースを縦横に使われ、ボールを持つ相手への詰めが甘く、24本ものシュートを許しては防ぎようがありません。特に相手FWレアンドロに自在なプレーをさせたことで、ほかの選手たちにまで勢いを与えてしまった感じです。

 ただ、前半終了間際に逆転されても、「豊田があと1点取ってくれれば流れを引き寄せられる」と思っていました。

 後半の再開早々、チャントを歌っている最中に3点目を献上した時も、「まだ、時間はある」とあきらめてはいなかった。しかし、それから15分までに3失点。明らかに集中力をなくしたプレーでした。

 沸き上がる向こうのスタンドに、唇をかむしかありません。「あきらめるな」という叫び。サガントスコール。攻守の要の藤田やセンターバックの菊地が交代し、勝ちは望めない状況だけれど、何かをつかまなければ遠征してきた甲斐がない。

 35分には豊田がシュートを放ち、直後には谷口がヘディングシュート。2本とも相手GKに阻まれたものの、闘志は伝わってきた。アディショナルタイムが終わるまでの10分間は「いつもオレたちがついている」と叫ぶように歌い続けました。

 長い笛がなった時、スタンドからはブーイングと指笛。ゴール裏に向かって来る選手たちは力なくうなだれている。「顔を上げろ」「戦え」などと、みんながそれぞれの思いをぶつけていました。本当に泣きたいくらいでした。

 前節の横浜戦に続く逆転負けという以上に、精神的なもろさを露呈して残り8戦の困難さを思わせる結果。降格圏に落ちないことが、もはや絶対の目標になってしまいました。

 スタジアムからの帰り、1点でもリードすれば勝利は堅かったころのことを思い出していました。ブロックをつくって左右にスライドしながら、相手の攻撃を跳ね返していた。最後は体を張るプレーが奇跡を呼び込んでいた。

 今季は3バックを試したり、4バックに戻したりで、後半になるとゾーンディフェンスは緩みっぱなし。時々いい試合があっても内容が安定しないのは、いまだに鳥栖らしいスタイルをつくれないでいるためでしょう。

 翌日に甲府が引き分けたため、得失点差で抜かれて13位に後退。15位新潟との差もわずか。今は勝ち点1でも拾い続けていく気迫をみせてほしい。ぼくらは全身全霊でチームの戦いをサポートしていくだけです。

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