佐賀新聞の情報コミュニティサイト「ひびの」

佐賀新聞の購読申し込み

renewal_buhinai_01[1].gif
renewal_buhinai_01[1].gif
renewal_buhinai_01[1].gif

この時間のニュース

この時間のスポーツニュース

動画チャンネル

佐賀新聞テレビ夕刊

13日(月)の放送予定
・高校の先輩が就活体験語る(伊万里市)
・「バーの技」はしごツアー(佐賀市)
・幕末佐賀の近代化産業遺産展(佐賀市)

おすすめ情報

さがぐらし

“さがぐらし”はじめませんか?
佐賀市が展開する定住サポート事業の、地域SNS連動型キャンペーンサイトです。

ieさが ieさが(いえさが)オープン!
みんなでワイワイ、ネットで家づくり。新しいスタイルのウェブ住宅展示場です。

ブライダルさが

結婚情報サイト「ブライダルさが」
マイルーム機能、ドレス検索など、お二人の素敵なブライダルを演出します。

ぱれっと

県内求人情報 「ぱれっと」
1週間以内に佐賀新聞紙上に掲載された情報をWebにも掲示しています。

佐賀就活ナビ

佐賀で働く人へ「さが就活ナビ」
産・学・官プロジェクト事業の県内就職情報サイトがオープン!

子育て応援の店

子育て応援の店事業
登録店で会員証を提示すると、子育てにやさしいサービスが受けられます。
47club_icon_s.gif  47CLUB佐賀のお取り寄せ
佐賀の逸品を全国にお届けします。新商品やプレゼント企画も随時開催中!
食の情景

トップ |第5部 |第4部 |第3部 |第2部 |第1部 |序章 |特集
ひびの会員「百姓とらさん」の日記から (10年1月3日)

 

農の喜び 人結ぶ

 

 武雄市山内町で、旬の野菜を無農薬無化学肥料で作る「百姓とらさん」こと、下平寅義さん(51)の2009年は、佐賀つながりの地域SNS「ひびの」での日記で始まった。レストランや保育園の生ごみをたい肥にした元気野菜作り、食育寺子屋での夏野菜作り、アバンセ朝市での「ひびの」会員との交流─農作業の現場から発信される折々の日記からは「農」と「食」を通じて、人と人がつながっていく喜びが伝わってくる。「ひびの」の日記で1年を振り返ってみるとー。

 

 

 初めまして

 今日は畑の土作り作業。土作りは畑の中の生き物がするので、本当は土作りのお手伝いです。畑に溝を掘り、床(とこ)を作り、落ち葉を敷き詰めました。耕さない、虫や草を敵と見ない「自然農」です。

 くさ~い

写真

 今日は御船が丘小学校4年2組さんがたい肥の切り返しをしました。先月、校庭にある草を集めてきて、米ぬかと油かすを振りかけながら草の山を作り、1カ 月後、草の発酵が均等になるように、山を崩し、もう一度積み替えます。ガバッと草の山を崩した瞬間、「わー、くさ~~~」

 今日はきつかった

 朝一、川棚(長崎県)まで友人の畑を耕運機で耕しに行きました。その友人こと、まるちゃん、20代。百姓したいと飛び込んできました。耕作放棄地を借りて野菜を作るとのこと。ますは草ごと耕したら…と気安く言ったら、本当に小さな管理機で耕していました。ビックリ! でも小さな管理機では草の根までは耕せないので、師匠の出番となったわけです。

 百姓は百人の…

 

 昼から、お手伝いさん(援農部隊)がどんどん集まり、トマト苗の定植です。ひとりのお母さん最初から最後までず~とおしゃべり…でもしっかり手も動いていましたね! みんな言いたい放題しゃべり楽しいひととき。あっ、百姓は「百人の女性を生き生きさせる」と書くんだって。

 台湾から援軍

 WWOOF(ウーフ)知っていますか。有機農業の援農隊! 農家に労働力を提供し、農家は三食と宿を提供。そこには賃金は発生しない。世界的な組織で、昨日から台湾の若い女性がわが社に滞在しています。今日は「イモ挿し」。百姓初体験ではありましたが、完全防備で暑い中ご苦労様でした。

 この虫…

 今日も暑い一日でしたが、暑いとか言ってられないくらい忙しいんです。朝から野菜の収穫、直売所への配達で午前中終わり。昼からお昼寝30分。レストランへ漬物配達、保育園に生ごみ回収。それから伊万里の「はちがめ生ごみたい肥」を取りに。チョット一息、この虫、なんて名前、白い角があって、チョットかわいいですよ。

 ハウス解体

 午前中は雨でしたが、総勢5名でハウスの解体をしました。思えば8年前、新しいハウスができ上がり身震いするほどの感動からスタートしたチンゲンサイ栽培。初めての農業で、どうせするなら農薬など使わないでと決意して取り組んだのですが、連作続きで畑が休む暇がなく土がだんだん弱くなって、虫やナメクジの被害に遭い、出荷できるものが無いほどに落ち込んだことも…その骨組みだけが残っていたのを今回若き就農者のまるちゃんに譲ることに。

 今日は満月、種まきの日

  ニンジンの種まきがはじまりました。山内中学校の1年3組さんが挑戦です。なんといっても担任の先生が一番張り切っていました。子どもたちにニンジンの栽培を通して、食に関心を持たせ、食生活を改善させ、生活のリズムを変えることで勉強にも集中できるのでは、とのこと。先生分かっていらしゃる。こんな先生がいっぱい増えたらいいのにな~

 食育基本法

  そもそも「食育基本法」が制定された背景は、デタラメな食生活で病気が多発し、子どもの成人病…食に関するところが多いのではないかとの危機感から、制定されました。食は命なんです。栄養やカロリー、おいしさなんか言っても、根本の作物が毒に冒され、形だけは立派で栄養価が全然ない食を使っても健康にはなりません。

 わが家のちゃんぽん

写真

  夕方取れたての元気野菜がせいぞろい。ニンジン、カブ、ピーマン、深ネギ、ミズナ、小松菜、タマネギ、ニンニク、インゲン豆がわが社の製品。それに他社の、もやし、かまぼこ、エビ、ちゃんぽん玉。自給率80%ぐらいでしょうか。元気の元です。

 みそ作り

 わが社の大豆、もちろん完全無農薬無化学肥料。米こうじも無農薬。塩は自然海塩。6人でワイワイガヤガヤ笑いもありで、でも一番盛り上がったのは、みそだんごをかめの中に投げつける時。ストレス発散です。スカーとしますね。

 どん3朝市

 4回目の朝市。くじ運が悪くて会場の一番隅っこ。おまけに隣ではスーパーから参加の大安売り。でもね、山内町オアシス会の旗の下、たくさんの方が来てくれて完売しました。「カブがおいしかったよ」「へー、ニンジンの葉っぱ食べられるの」「無農薬野菜なんてゼッタイできんよ」「それができるんですよ~」。心温まる元気な声をかけていただき、ありがとうございました。

 年越しそば

  今日はソバの種子の精選をしました。ここで役に立つのが唐箕(とうみ)。風の力を利用して、成熟した種子とごみやかすの種子を重量差で選別していきます。成熟した種子だけが唐箕の中から出てくると、やっとソバを収穫できたと充実感でいっぱいです。あとは製粉屋さんに頼んで粉にしてもらい、年越しそばをいただきましょう。

写真

写真

  「単なるもの売りではなく、人に会って、食の大切さを語り合いたい」という「百姓とらさん」。その人の輪をインターネットのコミュニケーションメディアがさらに広げた。「『ひびの』に農業や食に対する自分の思いを書くと、さまざまな反応が返ってくる。一人で農作業をしていても、一人じゃないって思うようになった」。2010年もたくさんの出会いが待っている。