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薬物依存の過去舞台で表現 佐賀市出身の宿輪さん訴え

2014年08月06日 13時01分

ギターを弾き語りしたAKIRAさん(左)と、半生を語った宿輪龍英さん=佐賀市の浪漫座(旧古賀銀行)
ギターを弾き語りしたAKIRAさん(左)と、半生を語った宿輪龍英さん=佐賀市の浪漫座(旧古賀銀行)

 薬物依存症患者のリハビリ支援施設「佐賀ダルク」(松尾周代表)が25日、佐賀市の浪漫座(旧古賀銀行)で、音楽と語りを合わせた舞台「アール セルフ・ストーリー・オペラIN SAGA『負けてもよかばい!』」を上演した。佐賀市出身で「とかちダルク」(北海道帯広市)代表の宿輪龍英さん(50)が出演。依存に苦しみながらやり直した過去を語り、「人生は失敗したら終わりではない」と訴えた。

 作家やミュージシャンとして幅広く活動するAKIRAさん(54)が、自作の歌をギターやピアノで弾き語りし、曲の合間に宿輪さんが自身の過去を語る形式で進行した。

 宿輪さんの語りは、幼少期の家族環境に始まり、シンナーや覚せい剤にはまっていく過程、その後の受刑生活や精神科への入院経験にも及んだ。時折AKIRAさんとの掛け合いを交えながら、当時の会話や心情を再現。自分を信じてくれた人たちを裏切ってしまったと、膝をついて深く頭を下げる場面もあった。

 宿輪さんは最後に「人生は失敗したら終わりではない。何度でもやり直せる」と力強く訴えた。集まった約60人の観客からは「多くのことを教えられた。希望が持てた」「来て良かった」という感想があがった。

 宿輪さんは上演後、「地元なのですごく緊張した。こんなことまで話していいのか葛藤もあったが、『うまくやろう』とは思わなかった」と話していた。

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