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激動の時代生きた群像に光 「耐恒寮」テーマにシンポ 10月1日

2017年09月14日 09時01分

作家の幸田真音さん
作家の幸田真音さん
清水重敦・京都工芸繊維大教授
清水重敦・京都工芸繊維大教授
宮島清一・唐津商工会議所会頭
宮島清一・唐津商工会議所会頭
山崎信二・唐津観光協会長
山崎信二・唐津観光協会長

 「肥前さが幕末維新博覧会」のプレイベントとなるリレーシンポジウムが、10月1日の唐津会場を皮切りに始まる。幕末から明治期、佐賀藩は倒幕派(新政府軍)に付いた一方、唐津藩は佐幕派(幕府擁護派)と、相対する立場にあった中でそれぞれの歴史的立ち位置を踏まえ、激動の時代を生きた群像にスポットを当てる。唐津では建築家辰野金吾をはじめ日本の近代化や唐津経済を支える人材を輩出した唐津藩英学校「耐恒寮」をテーマに据える。

 唐津会場(1日午後1時半~、市文化体育館文化ホール)はテレビのコメンテーターとしても活躍する作家幸田真音さんをメーンに、京都工芸繊維大教授の清水重敦さん、唐津商工会議所会頭の宮島清一さん、唐津観光協会の山崎信二さんがパネリストを務める。

 幸田さんは耐恒寮の英語教師で後に首相となった高橋是清の生涯を描いた上下巻の大作『天佑なり』を2013年に出版。作中、「東京から遠く離れ、藩士意識も侍感覚も、まだ根強く残る土地柄」での当時18歳だった高橋の奮闘と生徒らとの交情を描いている。

 清水さんは建築史の視点から、京都造形美術大准教授の河上眞理さんとミネルヴァ日本評伝選『辰野金吾』、佐賀偉人伝『辰野金吾』を共著。地元経済人で自ら『耐恒寮の少年たち』を著すなど唐津の近代史に詳しい宮島さん、大島小太郎ら実業家の志を今日に受け継ぐジャパンコスメティックセンターの代表理事でもある山崎さんともども、多視点から論議を交わす。

 県肥前さが幕末維新博事務局の脇山行人局長は「唐津にとって1年3カ月の短い期間ながら高橋是清が地域に与えた影響は大きい」とし、「若者たちが何に突き動かされたのか、もう一度見直す中に未来へのヒントを探りたい」と話す。

 唐津会場は定員350人(先着)、入場無料。申し込みは、はがき(〒840―8585 佐賀市天神3―2―23 佐賀広告センター「シンポジウム唐津会場受付係」)、ファクス0952(28)3889、ホームページ(さが維新博)で受け付ける。

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