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横浜の作家・石井さん 窯元滞在で新商品

2017年06月10日 08時30分

窯元に1カ月滞在し、職人の協力で新商品を開発した石井香織さん(中央)と幸楽窯の徳永隆信社長(右)、田中秀範さん=有田町の幸楽窯
窯元に1カ月滞在し、職人の協力で新商品を開発した石井香織さん(中央)と幸楽窯の徳永隆信社長(右)、田中秀範さん=有田町の幸楽窯
職人に見守られながら型作りをする石井香織さん。「豊かな自然が有田焼の美しさの原点と感じた」と話す=有田町の幸楽窯
職人に見守られながら型作りをする石井香織さん。「豊かな自然が有田焼の美しさの原点と感じた」と話す=有田町の幸楽窯

 神奈川県在住の陶芸作家石井香織さんが、有田町の窯元「幸楽窯」(徳永隆信社長)に9日まで1カ月間滞在し、作品制作を続けた。職人からさまざまな技術を学ぶとともに、窯と共同で新商品開発にも携わった。

 石井さんは藤沢市出身。美容師として働いていた後、焼き物の専門学校で学び、2014年から横浜市の自宅工房で作陶を始めた。手びねりの食器やオブジェを作っている。有田在住のマーケティングコンサルタント田中秀範さんの写真交流サイトで、幸楽窯が国内外の作家に、長期滞在して作品制作の場を提供していることを知り、応募した。

 滞在中は型作りや絵付けの職人と一緒に作業し、技法を身に付けた。動物をかたどった器作りを得意としており、徳永社長の提案で同窯に20年以上前からある鶴型の皿と対になる亀の皿をデザイン。徳永社長やコーディネーター役の田中さんと意見交換し、幸楽窯らしい商品に仕上げた。

 石井さんは「自然に囲まれた中での作陶で、有田焼の美しさの原点に触れた。ベテラン職人さんとの作業は勉強になった」と振り返り「今後も滞在して商品開発を手伝いたい」と笑顔を見せた。徳永社長は「聞き上手で職人の世界に溶けこんでくれ、刺激になった」と話し、「動物シリーズ」などの新商品開発への協力を期待した。亀型の皿は7月の新作展示会で披露する。

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