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生の歌舞伎、迫力と感動

中村橋吾さんワークショップ

2017年04月21日 11時03分

生の迫力もたっぷりに歌舞伎の実演をする中村橋吾さん=佐賀城本丸歴史館
生の迫力もたっぷりに歌舞伎の実演をする中村橋吾さん=佐賀城本丸歴史館

 伝統芸能の歌舞伎を身近に感じてもらおうと、佐賀城本丸歴史館で17日、ワークショップが開かれた。歌舞伎役者の中村橋吾(はしご)さん(37)が演じることの魅力や演目の面白さを解説した。参加者約40人は歌舞伎の最も基本的な所作となる「普段の立ち姿」を体験した。

 「いよっ、成駒(なりこま)屋」。屋号の掛け声で出迎えられた橋吾さんは、代表的演目の「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」から「車引き」や「寺子屋」などの名場面を披露。登場人物ごとに見得の切り方の違いなどを解説し、表現の奥深さを伝えた。畳の大広間で演じられる生舞台の迫力に、参加者から拍手が湧いた。

 和服姿で参加した近松和博さん(56)は「こんなに近くで演技を見ることはなかなかない。声の迫力と引き込み方は、さすがプロ」と興奮した様子。参加者は橋吾さんの指導で、立ち姿に挑戦。「芝居は“普段”が大事」とアドバイスを受け、耳・肩・腰を一直線にそろえることに集中した。

 橋吾さんは全国の小学校や会社研修などでワークショップを展開しているが、県内では初めて。橋吾さんのファンらが企画した。橋吾さんは「歌舞伎の入り口を案内できた。興味津々に話を聞き歌舞伎を応援していただいているのが分かり、こちらも楽しく伝えられた」と満足そうに話した。

 橋吾さんは一般家庭から国立劇場の歌舞伎俳優研修生を経て、八代目中村芝翫(当時・三代目橋之助)さんに入門。東京の歌舞伎座を中心に、全国の劇場で活躍する。歌舞伎の動きを気軽に楽しめる「なりきり歌舞伎体操」を広める活動も行っている。

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