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山口さん(伊万里市)民謡「九州王者」

2017年04月21日 10時47分

民謡民舞九州地区大会で2回目となる総合優勝を果たした山口詔寿さん(手前)。尺八で伴奏する師匠の渕英詔さん(奥)が「まだまだ伸びる」と太鼓判を押す腕前だ=伊万里市松浦町の稽古場
民謡民舞九州地区大会で2回目となる総合優勝を果たした山口詔寿さん(手前)。尺八で伴奏する師匠の渕英詔さん(奥)が「まだまだ伸びる」と太鼓判を押す腕前だ=伊万里市松浦町の稽古場

■「佐賀のタンス長持唄」で魅了

 伊万里市の山口詔寿(しょうじゅ)さん(56)=本名・浩寿(ひろとし)さん=が、民謡民舞九州地区大会(8、9日・熊本県人吉市)で12年ぶり2回目となる総合優勝を果たした。披露した曲目は入門以来26年間、何度となく歌い込んできた「佐賀のタンス長持唄」。今秋の全国大会への出場も決めており、大舞台でも佐賀の民謡を響かせようと日々稽古を積んでいる。

 大会は公益財団法人日本民謡協会主催。千人を超える参加者が年齢などの部門別で競い、各部門の優勝者が再度舞台で歌い、総合優勝を決めた。「何かジンときちゃって」。山口さんは優勝が告げられた瞬間は言葉が出ず涙ぐんだ。

 山口さんはカラオケ好きが長じて「もっとうまくなりたい」と、30歳で同市在住の民謡歌手・渕英詔(えいしょう)さん(73)に弟子入り。県内の民謡大会で数多く入賞するなど頭角を現して名取を許された。渕さんは「まだまだ通過点。うまさと声の力の両方ある。ぜひ日本一を目指してほしい」と発破を掛ける。

 発電装置製造・販売業の「ニシハツ」(唐津市)の取締役という顔も持つ山口さん。営業現場では民謡でならした声の張りと度胸が身を助けたことも。「同じ歌でも『この人の歌は何かが違う』と言ってもらえるような味を出したい」と芸を磨き上げ、さらなる高みを目指す。

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